【格闘技】レフェリーが強すぎた瞬間!7選

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格闘技においてレフェリーは重要な存在ですが、レフェリーが目立たない試合こそ良いレフェリングと言われます。
しかし、今回はレフェリーが選手よりも目立ちながらも、ナイスかつエキサイティングだったレフェリングを紹介します。

目次

【格闘技】レフェリーが強すぎた瞬間!7選

レフェリーが選手にチョークを決める

最初に紹介するのはロシアで行われた総合格闘技での一コマです。

試合が始まると、すぐに右が決まり追撃でレフェリーストップ。

しかし、倒された選手は何を思ったかレフェリーにタックルを仕掛けます。
脳震盪で意識朦朧となりレフェリー相手に試合を続けているのでしょう。

これにレフェリーは、すぐに脚を伸ばし相手の首を取ります。
この動き、見事なテイクダウンディフェンスです。

そして、一向にタックルをやめない選手にフロントチョークを決め選手は失神。
セコンドが止めに入ると選手を預け、その場を去ります。

その表情はまるで試合の勝者のようです。

意識を戻した選手はセコンドから説明を受け、信じられないといった表情で驚くのでした。

レフェリーが選手を逮捕?

続いては、ディオン・ジェームズ vs. コリー・ジョーンズのキックボクシングの試合での出来事です。

両者が組み付き、レフェリーがブレイクを命じますが応じず、倒れ込むとジョーンズがマウントで殴り始めます。
レフェリーが引き剥がし注意を与えますが、ジェームズが挑発をすると興奮したジョーンズが再び襲いかかります。

今度はチョークをかけながら軽々とジョーンズを剥がすレフェリー。
なだめられるも、なおも暴れるジョーンズですが、セキュリティが駆けつけ二人がかりで抑え込まれます。

一緒に手慣れた手付きでジョーンズの腕を取り、抑え込むレフェリー。
がっちりロックされたジョーンズは動けず、そのままリングの外に連行されます。

うつ伏せで腕を抑えられ連れて行かれるその様子は、まるで警察に取り押さえられた犯人のようでした。

レフェリーの職人芸~高速蹴りブロック~

このシーンはレフェリーの反射神経と判断の早さで選手が救われたシーンでした。

それは、エドゥ・モリーナ vs. チャチャイのムエタイの試合で起きます。

2R、モリーナがチャチャイをローキックで倒したところに、追撃で蹴りを加えようとします。
しかし、これは反則で認められていません。

レフェリーはとっさに足の裏でモリーナの膝を蹴り、ブロックに成功しました。
この蹴りが当たれば、無防備なチャチャイの顔面に反則技でかなりのダメージが加わっていたでしょう。

レフェリーのとっさの判断により危険なダメージを防いだのでした。

試合は続行されモリーナがローキックでKO勝利。

レフェリーの見事な反射神経と正確なブロッキングにより、不要なダメージを防いだナイスなシーンでした。

大技を決めるオラオラ系レフェリー

続いては、レフェリーが選手に喉輪(のどわ)落とし(チョークスラム)を鮮やかに決めたシーンを紹介します。

選手がクリンチし、倒れたところを引き離すレフェリー。
その際、Tシャツを着た選手を突き飛ばしてしまいます。

それに怒った選手がレフェリーを小突くとレフェリーが切れ、選手の首を掴み喉輪落としを決めます。
選手を軽々と持ち上げ、遠心力を使ってきれいに決めているこのレフェリー。只者ではありません。

今度は、追撃を加えたもう片方の選手を突き飛ばし指を振ります。

そして、怒りの収まらないTシャツの選手がレフェリーに攻撃しようとすると、レフェリーはファイティングポーズを取り挑発。
このレフェリー、格闘技経験者と思われますがかなりの自信です。
そして、レフェリーにしてはかなり好戦的です。

この日、リングの上で一番強かった人間は間違いなくレフェリーでしょう。

日本人最強レフェリー

続いては、自身も格闘技の試合経験があり、日本最強と呼び声の高い有名レフェリー和田良覚(わだりょうがく)さんのエピソードを紹介します。

本田朝樹 vs. 桜井貴大

それは2011年、本田朝樹 vs. 桜井貴大での試合で起きました。

試合が始まると本田選手のバッティングに和田レフェリーが口頭で注意します。
そして、反則であるグラウンドでの顔面への膝にも注意が入ります。

これに怒ったのか桜井選手はここから反則を繰り返すのです。

反則の顔面への肘打ちを幾度となく繰り返す桜井選手。これにはレフェリーがタイムを取って注意、減点となります。

しかし、この後も当たらなかったもののサッカーボールキックを放ちます。
そして最後はヘッドバットを決め、本田選手ダウン。試合中断となります。

これには主催者の前田日明さんも怒りの説教。

結局、本田選手は回復せず桜井選手の反則負けとなりました。
しかし、負けを言い渡された桜井選手は誇らしげに両手を上げ、悪びれる様子もありません。

そして、本田選手に向かって「よわっ」と言うと、和田レフェリーが
「よわじゃねえんだよ、やるか俺と?」と一括。

これには桜井選手も速攻で「やんないっす」と答え、尻尾を巻きました。

和田レフェリーは後にこのことについて
「プロの子の本田選手がこの試合を受けてくれた。それなのにプロに失礼」
と語っていました。

その後、怒った本田選手が桜井選手に詰め寄り、あわや乱闘という場面も見られます。

この試合を最後に引退を決めていた本田選手は試合後、マイクパフォーマンスで
「ルール守んねえ奴はよ、リングなんか上がってくるんじゃねえよ!」
と、怒りの丈をぶつけていました。

武尊 vs. ブバイサ・パスハエフ

他にも、武尊 vs. ブバイサの試合で1R終了時二人が揉めそうになった際、ブバイサの顔面をがっしりと押さえなだめると、ブバイサはすぐに大人しくなり、沈静化に成功。

佐藤 嘉洋 vs. ジョーダン・ピケオー

佐藤嘉洋 vs. ジョーダン・ピケオーの試合では、1R終了で和田レフェリーが両者の間に割って入ろうとしたところに、ジョーダンの左フックが顔面にヒットしダウン。

痛そうに顔を押さえる和田レフェリーですが、すぐに立ち上がります。
このとき前歯が折れたそうですが、1分のインターバルをはさみ、なんと2Rもレフェリングを続行。

試合終了まできっちり仕事をこなしたのでした。

レフェリーが選手を救った瞬間

最後に紹介するのは、ネイマール・パエミンバリーvsソー・ソラバサナ。カンボジアで行われたムエタイの試合です。

2R、ソラバサナの右肘がパエミンバリーの顎に直撃。失神し、力なく後方に倒れるパエミンバリーですが、イネイアドレフェリーは瞬時にパエミンバリーと一緒に倒れ込みながら、パエミンバリーの頭を右腕で支え、後頭部がキャンバスに打ち付けるのを防いだのです。

格闘技における危険な倒れ方として、後方に倒れて後頭部をキャンバスに打ち付けるというものがあります。
しかし、レフェリーのとっさの判断、身のこなしでそれを防いだのです。

このレフェリーの行動がなければ、ソラバサナはさらなるダメージを受けていたでしょう。

この試合を伝えたロシア放送局は
「レフェリーのイネイアド氏が体を投げ出し、後頭部を強打しそうなところを救った。救われていなかったら、ノックアウト以上のトラウマになっていただろう。特に格闘技において、レフェリングは報われない仕事だ。試合をストップさせるのが早すぎた、または遅すぎたなどとファンからよく批判を受けるからだ。しかし、今回の選手を守った行為を否定する者は誰もいないだろう」
と、締めくくりました。

単純な素晴らしいKOシーンではなく、イネイアドレフェリーの見事な判断により格闘技において不必要なダメージを防いだ試合でした。

おわりに

最後までご覧いただき誠にありがとうございます。

今回紹介した試合以外にも、”レフェリーが強すぎた瞬間”があるかと思います。
ぜひ、コメント欄にて皆さんの知っている”レフェリーが強すぎた瞬間”を教えていただけたら嬉しいです。

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