2021年10月2日、RIZIN LANDMARK vol.1にて行われた朝倉未来 vs. 萩原京平。
U-NEXT限定配信で、サーバーがダウンするほど注目されていたこの試合の結果・内容とその後の本人や関係者のコメントをまとめました。
- 試合内容と結果
- 朝倉未来は試合後、萩原京平、斎藤裕に何を言ったのか
- 斎藤裕のコメント
- 朝倉未来が試合中に笑っていた理由
- 試合終了直後、両者交わした会話の内容
- 朝倉未来は海外での試合はするのか
- 両者の今後の展望
- 堀口恭司の評価
- 同業者のコメント
朝倉未来VS萩原京平 試合結果と内容
朝倉選手はリングインすると萩原選手に近づき拳を近づけ、互いにニヤリと不敵な笑みを浮かべます。
1Round
試合開始直後、ジリジリと近づく萩原選手に朝倉選手がインローを当て一定の距離を取ります。
朝倉選手がタックルを仕掛け、萩原選手倒すとガードポジションで上になります。
朝倉選手がサイドポジションを取ろうとした瞬間、萩原選手が身体を起こし上になりパウンドを落とします。
しかし、すぐに朝倉選手が起き上がり萩原選手をロープに押し付け、再びテイクダウン。
起き上がろうとする萩原選手を押し付け、サイドポジションからコツコツと軽いパンチや肘を入れゴング。
2Round
ローキック、ハイキックを放ちじわじわと距離を詰める萩原選手。
朝倉選手がタックルを仕掛けテイクダウン。解説の斎藤裕選手も「このテイクダウンは上手いですね。」とコメント。
朝倉選手が立ち上がった萩原選手の首を掴み座らせます。その状態で膝を数発入れバックに回り組み付きます。
後ろから細かいパンチを当てていく朝倉選手。
息切れをする萩原選手。抑え込まれてかなり体力を消耗している様子。
萩原選手が朝倉選手の腕を掴む状態が続きゴング。
3Round
朝倉選手が右フック、左ハイキックを放つもクリーンヒットせず。萩原選手がハイキックを『効いてないよ』という素振りを見せた瞬間、朝倉選手がタックルでテイクダウンを取ります。
ハーフガードで下になった萩原選手が逃れようとしたところ、バックを取る朝倉選手。
ハーフポジションに移行しヒザ、パウンドを連打します。
その後も、一方的にパウンドやヒザを放っていくも、決定打は生まれずゴング。
しばらく寝転んでいる萩原選手に朝倉選手がなにか話しかけます。(萩原選手がやり返すと言った模様)
試合結果
3-0で朝倉選手の判定勝利。
終始、朝倉選手が有利なグラウンドで漬け、一方的に打撃を当てる展開でした。
しかし、朝倉選手が試合後インタビューで言っていたように萩原選手のディフェンスが決定打や一本まで行かせなかったという感じでした。
試合後、本人や同業者のコメント
朝倉未来のコメント
試合後リング上で
「再起戦で結構なプレッシャーのありましたけど、勝つことができてよかったです。対戦相手の萩原くんは久々に日本の格闘技に華のある選手が現れたと思ってるし、メンタルもすごいものがあるし打撃も良かったんで、さっき僕に『やり返す』って言ってたんですけど、楽しみにしてます。
斉藤選手とクレベル選手、二人にやり返すためにきつい練習を毎日積んできました。年末とか良ければ対戦受けてもらえれば嬉しいです。お願いします。」
試合後インタビューで
「とりあえずホッとしたってのはあります。ちょっとゆっくりしたら、また地獄の追い込みをしていこうかなと。
(相手の印象を聞かれて)
印象どおりですね。思ったより蹴りが重かったくらいです。
(こういうふうにやればよかったと思うところを聞かれて)
一本取りたかったんですけど、萩原選手の対応、一本取らせない力が強くなってた。
(きつい展開はなかった。)もっと(萩原選手が)立つの上手いと思ってたんで、もっと立たれて打撃の展開からテイクダウンの展開が続けばもっと精神的にも他力的にもきつい展開になったんじゃないかなと思います。
(1R萩原選手が立ち上がったことについて)身体の強さは予想よりあったんですけど、その後は修正したんでわかってしまえばなんでもないことでした。
(バックからチョークを狙っていたのか?)
今まで寝技だす機械がなかっただけである程度できるんで、萩原選手の弱い部分がそこでそういう展開を選ばざるを得なかったっていうだけですね。
(海外での試合について)
海外云々の前にリベンジしてないと行けないんで。リベンジをしてRIZINのチャンピオンベルトを巻いた先に景色が変わるかもしれないですけど。今、いきなり海外って言ってもおかしい奴になちゃうんで。
(ハーフポジションからパウンドを連打している時に笑っていた件について)
萩原くんと目が合って、(萩原選手が)疲れてたんで『ちょっと動けよ』って言ったんです(笑)。それでちょっと笑っちゃったって感じです(笑)」
Twitterでの反応
斎藤裕のコメント
リング横の解説席から
「まず勝利おめでとうございます。すごく強くなったところとか見れたので、対戦の機運が高まればすごく面白いんじゃないかと思うので、楽しみにしてます僕も。10月試合が控えてるんでしっかり勝って年末考えたいですね。」
これに朝倉選手が「お願いします。」と返答。
Twitterでの反応
萩原京平のコメント
試合後インタビューで
「シンプルに僕が弱かったですね。相手が強かったです。想像していたよりもテイクダウンとった後のトップコントロールが上手かったなって感じですね。
(今後の展望について)
この負けはやり返さないといけないんで、それまでは死にものぐるいで練習して試合もバンバンやっていって、最短ルートで朝倉未来にたどり着きたいと思います。
(試合内容について)
自分が動けてなかったからああいうふうになったと思うんですよね。
元々、テイクダウン取られたらバックを取らせて立ち上がるっていう作戦やったんで、それ通りやってるつもりやったんですけど、そっからの展開が自分で作れなかったんで、その辺は向こうのほうが上手かったですね。
(試合後の会話について)
『絶対やり返す』ってことを伝えました。
タックルを警戒して中に入れなかったんで打撃は上手いことさせてもらえなかったですね。
(殴り合いしたかったのに応じてもらえなかったという悔しさはあるのか)
そういう展開になったほうが盛り上がってたかなと思いますけど、相手の弱いところで戦うのがMMAやと思ってるんで、その弱点をその試合までに克服できなかった、僕の実力不足と練習不足かなと思いますね。
組に関してはフィジカル差は感じなかったんですけど、自分も考えすぎてたというか、暴れてでも立ち上がってれば展開は変わってたかなと思います。」
と、自分の負けを潔く認め、途中悔し涙をためているようにも見えました。
堀口恭司のコメント
「KOもサブミッション(寝技)もあんま狙いに行ってなかったですよね。立てないっていう時点で、総合的なレベルは違いますよね。
(わざと遊びに行った感じ?と聞かれ)
遊びに行ってたらもっとパウンドとか打ってたと思うし、ちょんと決めれたと思うんですけど、ガチに勝ちに行ったっていうふうに自分には見えました。
引き出しの多さが違うなって、やっぱ未来くん頭いいんだなって感じ。打撃だと一発入れば勝敗ってコロって変わっちゃうんで、そうさせないためにああいう戦い方をしたんじゃないかな。
(斎藤裕に朝倉未来は勝てるか?と聞かれ)
難しいんじゃないですかね。ちゃんと対策ねってやれば勝てるんじゃないですかね。トップの選手って技術より戦略が大事なんで、戦略をちゃんとしていけば勝てますね。
(朝倉未来の印象を聞かれ)
格闘技の強いビジネスマンって印象ですね。」
矢地祐介のコメント
「驚いたのは、思ったより萩原選手はプレッシャーかけて、朝倉選手が意外とプレッシャーもらってたっていうのが驚き。
お互い警戒して交錯は少なかったですけど、お互い鋭い一発があるんで不用意に入るとカウンター待ってるとか、長い距離の攻撃の展開が多かったですけど、打撃でプレッシャーかけてたのが萩原選手だったっていうのは意外でした。
試合内容に関しては勝ちに徹した遊びなしって感じでしたね。
ちょっと残念っていうか、萩原選手はもっと下になったときの展開を考えておくべきだったのかなって思うな。
試合までに盛り上がるとハードルが上がりきってるから、始まってしまうとああ・・・っていう感じになりがちなんだけど、内容としてはMMAの試合を見れたし、お互いの強みもある程度見れて・・・。ただ、もうちょっと動きがあっても見てる方としてはよかったのかな、と。」
石渡伸太郎のコメント
「見事なニータップ(テイクダウン)ですね。お互いに距離感の鋭い選手が向き合うとピタッと距離が合った。これがすごく印象的だった。先にインロー蹴ったのが未来選手。やっぱり未来選手の方が打撃上かなっと思ったら、萩原選手が返した。
この時に打撃が五分だと思った。未来選手と打撃五分で渡り合えるのってそうそういないでしょ。
僕、最初の試合予想動画で言ってますけど、未来選手がテイクダウンの展開を仕掛けて、っていう予想はしたんですけど、試合近づくにつれどっち勝つんだろうって思ったでしょ?そう思わせてくれたよね、萩原選手。」
白川陸斗のコメント
「正直思ったのが、京平君が最初から行くんかなって思ったけど、しっかり距離見切ってミドルとか、カーフキック良かったね。京平君の打撃がさらに上がってる。
そこに付き合わずに未来が無双っていう打撃のフェイントから脚刈るタックルなんやけど、あれ結構練習してて、練習のまんま試合でやってた感じ。ひりひりした打撃戦の中であれ混ぜられたらめっちゃ反応すんのムズイで。
バックチョークは京平君が腕を取ってさせへんかった。一瞬入りそうになったけどアゴ引いてブロックしてる。キメさせへんったね。でも、漬けられたね。朝練のいつもの感じやったな。」
ドミネーターのコメント
芦田崇宏のコメント
第8代DEEPフェザー級王者
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