井上尚弥vsネリ試合後の関係者、本人、海外の反応がやばい【まとめ】

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5月6日東京ドームにて、ボクシング世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ12回戦が行われ、王者・井上尚弥がWBC1位の指名挑戦者ルイス・ネリに6回1分22秒TKO勝ちした。

初回に井上初のダウンを奪われる波乱の展開から、井上KO勝利で幕を閉じたこの試合。
ボクシング関係者やファンから多くの反応、コメントが寄せられた。

目次

井上尚弥vsネリ試合後の関係者、本人、海外の反応がやばい

竹原慎二

元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏はこの日、YouTubeチャンネルで、

「ネリも頑張ったね。ネリの頑張りがあった。見てる方はドキドキ」と苦笑い。
ダウンを喫した井上尚には「1回は強引すぎた」と振り返っていた。

畑山隆則

元世界2階級制覇王者の畑山隆則氏は

「(井上は)1ラウンドは強引だった。井上チャンピオンも人間だったってこと」
それでも、最後はネリを倒し切った井上に対して
「〝すごい〟しか言葉がないね」と感服。

渡嘉敷勝男

元世界ライトフライ級王者、渡嘉敷勝男さんは
「ネリも褒められる。(井上から)ダウンとったんだから。男を上げたよ。逃げると思ったけど、頑張った」と悪童の奮闘をたたえていた。

内山高志

元WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志氏はYouTubeチャンネルで

井上のダウンについて「あのダウン食らった後、何事もなかったように平気で圧倒するんですから。爆発力はすげえな」と脱帽していた。

京口紘人

元世界2階級王者の京口紘人氏はYouTubeチャンネルで
「サプライズがいっぱいあったな。
1ラウンド目からサプライズで、悪いサプライズやけど。
立ち上がりは別に動き悪い感じはなかったけど、集中力がカチってはまる手前というか、東京ドームのリングの雰囲気を味わいながら、みたいな中で駆け引きの中でっていう立ち上がりやったから、別に悪いなと思わんかったけ、その中で不意に近い距離で打った時にあのネリのボラード気味のショートが、顎にドンピシャで入って。
もらい方ががバランス崩してじゃなくて、ドンピシャのカウンターでもらったから。

何がすごいかって、多少は焦りはあったけどすぐに冷静になってカウント8まで休んでた。

やっぱねネリも、やっぱすごいね。そっからもしっかり怖さある。警戒させる戦い方で乗り切ってお互いがダウン
取られ取り返してっていう立ち上がり。
(井上は)何回もすごいなっと思ったんやけどこの東京ドームっていうこの空間を楽しんでたね。」

と、ダウンを取られながらも冷静だった井上に驚いていた。

サム・グッドマン

WBO、IBFの同級1位のサム・グッドマンは試合後、リングでの上に招かれ、次戦の相手として発表される。
そして、「世界チャンピオンベルトが欲しくてここまでやってきた。絶対やろうぜ」と約束。

SNS上では

「狩りの季節だ」
と投稿

https://www.instagram.com/p/C6nkUeMxR2y/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

山中慎介

元WBC世界バンタム級王者で、ネリと因縁のある山中慎介氏は報道陣の取材に応じ、「1ラウンドのダウンは本当にびっくりした。ネリも1ラウンド目からいければいくという思いあったんでしょうけど」と振り返った。

 ただ、それ以降の展開については「ネリから仕掛けられたラウンドはほとんどなかった。だからこそ、差は見えましたし、ネリはいきたくてもいけないというのが見えた」とうなずいた。

 山中氏は17年、18年にネリに連敗して引退。17年にはネリがドーピング検査で陽性反応。18年には体重超過と“悪童”ぶりに振り回された。この一戦の開催が発表された3月の会見で、ネリが「私の間違いでキャリアを終わらせてしまったことは申し訳ありません」と謝罪し、握手を交わして和解していた。

 あらためてネリへの思いについて「ネリが受け終わるまでは、ネリというのは見たくなかった。あの時のことがどうしても蘇ってくるのは間違いないんで」と率直な思いを吐露。ネリとの因縁があるだけに注目もされたが、「自分自身、そういうので見られたくなかった。僕のことを思ってくれるのは嬉しいが、そこはちょっと仇を取ってほしいとか、取ってもらったとか、そういうのではなかった」とうなずいた。

 続けて、「ただ、すごい試合になりましたね。毎試合、毎試合、お客さんを満足させて帰る選手はいない。どこまでいくのかな」と井上の強さに脱帽。圧倒的な強さを示した王者に、「力の差はめちゃくちゃあった。初回にああいうことありましたけど。ネリもいけないんですもん。自分から仕掛けても当たる気もしなかったでしょうし。回をおうごとに差が開いていった。最後はなぎ倒すというか、ほんとうに強いな、感心させられる」と語った。

那須川天心

「ワクワクすっぞ!!!🔥🥊」
とXのにポスト。

海外メディアの反応

世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」でPFPランキング評価委員などを務めるアダム・アブラモビッツ記者が
「信じられないパンチパワーだ。破壊力抜群の右が6回に試合を終わらせた!」と驚きの速報。

米専門メディア「ボクシングシーン.com」のクリフ・ロルド記者も「右2発のフィニッシュは吐き気を催すほど凄まじかった。初めてダウンを喫し、侮辱された相手を磔にした。偉大な、偉大な、偉大なボクサーだ」と絶賛した。

さらに「ザ・リング」のライアン・ソンガリア記者も
「イノウエの美しいフットワークが右を生み出し続けた。レベルが全く違った」と、終わってみれば完勝であったと伝えた。

「ザ・リング」の名物編集長ダグラス・フィッシャー氏は自ら筆を執り、「ナオヤ・イノウエがダウンを耐え抜き、ルイス・ネリを6回でKO、スーパーバンタム級の4団体統一王座を守る」と題した記事を掲載した。
「ナオヤ・イノウエはスーパーバンタム級4団体統一王座の初防衛戦の開幕ラウンドでショッキングなノックダウンを喫した。ほぼ非現実的な光景で、世界中のボクシングファンにすぐさまタイソン―ダグラス戦のフラッシュバックを引き起こした」と初回のダウンに驚きを隠さなかった。
「しかし、ザ・モンスターの下では、記念碑的な番狂わせは起こらなかった」と巻き返した強さを称えた。

また、米スポーツ専門局「CBSスポーツ」は
「“ザ・モンスター”が持ち直してメキシカンの敵をノックアウトし、タイトルを守る」とのタイトルで掲載。「イノウエはラウンド1でキャリア初のノックダウンを喫したが、それは残りの試合を通して彼に火をつけただけだったようだ」と1回からの逆転劇を伝えた。
「この勝利は、イノウエの高まり続ける(そしてどんどん伝説的になっていく)伝承をさらに加えるものだ。プロわずか6戦目で初の世界タイトルを獲得してから、31歳のイノウエは2つの階級で4団体統一を成し遂げるなど、4階級を制覇するところまで来た」などと賛辞を惜しまなかった。

さらに、ボクシングが盛んな英国でも反応が相次ぎ、英衛星放送「スカイスポーツ」は「ナオヤ・イノウエが衝撃的なダウンを乗り越え、6回にルイス・ネリをノックアウトする」「イノウエがキャリア初のダウンを生き延び、ネリを3度ダウンさせ、破壊的なKO勝利を収める」などと報じた。

英公共放送「BBC」は「イノウエが東京でネリに反撃して寄せ付けず」と報じた。「キャリア最初のダウンは無敗のイノウエに火をつけただけで、彼は東京ドームのファンの前でネリを圧倒した」「無敗記録を27勝0敗に伸ばし、全階級における世界最高のボクサーとしての主張を高めたイノウエによる素晴らしくエンターテイメント性溢れるパフォーマンスだった」などと絶賛した。
英スポーツラジオ局『talkSPORT』の記者を務めるマイケル・ベンソン氏がXで「ルイス・ネリは1ラウンドで井上尚弥をダウンさせた」と驚きをもって報じると、米ファンからは、さまざまな反応が寄せられた。
 
「嘘だろ?」
「なんてこった!」
「ヤバすぎる展開!」
「こんなことが起こるなんて…」
「あまりにも予想外だった」
「左フックけっこう効いたんじゃない?」
「ネリの左フックは強烈だからね」
「ハラハラしたぜ」
「あぁ、生で観たかった」

プロ初ダウンというアクシデントがあってなお、世界のモンスターはまた一段と評価を高めたようだ。

本人たちのコメント

井上尚弥

 井上は試合後のインタビューで、初のダウンについて
「ダメージはさほどなかった」としつつ「パンチの軌道が読めなかった」とネリの独特なパンチが見えなかったと言う。  もっとも「(気持ちも)引きずることはなく、2R目からはポイントを計算していこうかなと。2ポイントリードされているので。そこは冷静に立て直して行った。出だしに気負ってた部分があったので、ダウンがあったからこその戦い方が出来た」と切り替えた。
2Rには、早くもダウンを奪い返したが「1Rチャラに出来たんじゃないか。試合を通して同等に立てた、と気持ち的にリセット出来た」と精神的にフラットに。
4Rには”打ってこい”とフェイントをかけるような動きも見せたが「試合を通して主導権を握っていこうと。気持ちの面で上回っていかないといけない」と、駆け引きとして使ったとのことだ。  試合後のリングでは、WBO、IBFの同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)も登場し、井上に対戦希望した。
井上は「進めていきたい。またいい試合が出来るように戻ってきたい」と9月に交渉中の防衛戦に意気込んでみせた。 

ルイス・ネリ

3度のダウンを奪われ、ダメージの色濃いネリは決着後、すぐに立ち上がれず呆然。
試合後、井上と健闘を称え合う握手を交わしたが、病院へ直行。
関係者からは「本日のネリ選手のインタビューは大事を取って病院に行くため、実施はなしとなりました」とアナウンスされた。

 それでも、ほどなくしてネリは自身のSNSを更新。インスタグラムでは「良いことも悪いことも」と前を向いた様子で「応援のおかげで俺は大丈夫だ。できることは全部やった」と“白旗”を掲げながら、無事をアピールした。

また、WBCのマウリシオ・スレイマン会長は自身のXで控え室のネリの様子を動画で公開した。顔は痛々しく腫れ上がっているものの、カメラに向かって笑顔でポーズを取り、受け答えもはっきりとしており、大事には至っていない様子だ。
スレイマン会長は「日本で番狂わせを起こすところまで迫った勇敢な挑戦者。世界最強を相手に披露した素晴らしいパフォーマンスを祝福するよ」と労いのコメントも添えた。

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