11月11日RIZIN公開練習後の会見にて、朝倉未来はRIZIN25で対戦する斎藤裕に対してかなり強気で挑発とも取れる発言を行いました。
同日、その発言に対して斎藤裕の反応がとてもおもしろいものでした。
- 朝倉未来は斎藤裕をかなり下に見ている
- 朝倉未来は自身の仕上がりにかなりの自信がある
- 斎藤裕は朝倉未来の発言を気にしていない
- 斎藤裕は自分自身も朝倉未来との差を感じている?
まずは、朝倉未来の発言を紹介いたします。
朝倉未来の11月11日の会見での発言
斎藤の対策は一切していない
記者の「斎藤裕の対策をしているか?」という問に対して朝倉未来は
「斎藤の対策とか一切していないですね。別に。レベル違うと思ってるんで。
癖は何個か見抜きましたけど、全部俺のほうが強いと思ってるんで。」
とかなりの自信を見せました。
また、「斎藤裕の動画は見たのか?」という問いに対しては
「結構見ましたね。直近3試合は10回づつくらいは見たかな。あのー変な外人に負けたやつ。以外に下から寝技ができないな、とか。まあ色々打撃の癖も見抜きましたし。」
と、分析した上での自信であることがわかります。
秒殺の可能性
記者の「秒殺の可能性はあるのかと思うんですけど。」という問いに対しては
「たしかに。秒殺っていうのは流れの中でなるのかな。狙ってやるもんじゃないですけど、その可能性もありますよね。」
と秒殺の可能性も示唆しました。
斎藤裕のいいところ
また、危なげなく試合を終えれるとしながらも
「(斎藤裕は)右ストレートは伸びてくるんで、そこだけ気をつけてって感じで。あと、打たれ強いんで流れの中で倒せたらいいかなっていうぐらいで、やろうかなと思ってます。力みすぎて倒そうと思うと3ラウンドにも連れ込んだ時に拮抗した試合になっても嫌なので、そこは冷静にいつもどおりに。」
と、斎藤裕の右ストレートと打たれ強さを評価しました。
また、「右のパンチとかノーモーションなんですよね。すごくいいもの持っていて彼。色んな確率で事故が起きた時、俺が倒れる可能性もありますし。まあ、限りなく少ないと思いますけど。」
と、やはり斎藤裕の右ストレートを警戒しているようです。
斎藤選手に伝えてあげてください
記者からの「自分の癖は出るのか?」という問いに対しては
「癖は出てると思いますね。そこを分析してもらえたら面白い試合になるんじゃないかな。」
「左のローキックから入りやすいので、それ斎藤選手に伝えておいてあげてください(笑)」
と、自らの癖を敵に教える発言をしました。
斎藤裕のリアクション
斎藤裕も同日その後、公開練習をし会見を開きました。
朝倉未来の動画は見たのか
記者の「朝倉未来選手の動画とか試合を含めてご覧になりましたでしょうか。」という問いに対して
「試合はその都度ずっと見てきたので、特別見直したりはしてないですね。相手に集中しているというよりは自分に集中しているという感じです。」
と、特に朝倉未来の分析を熱心には行っていないようです。
朝倉未来の評価
朝倉未来の印象を聞かれた斎藤裕は
「試合は冷静だなっていう印象はありますね。無理しないと言うか、しっかり相手を見ているなと思うので、ここ責めたら行けるっていうところを見つけて、そこを集中して攻めるというか。効率のいい試合をするなという印象ですね。」
と素直に朝倉未来を評価しました。
自分の動画を見られたことに対して
記者の「(朝倉未来が)斎藤選手の試合を10回づつ見た。」という報告に対し
「おお~、しっかり対策とか研究されてるんだろうなとは思いますね。」と驚きを見せました。
ありがとうございます。と伝えておいてください
記者が、朝倉未来の「自分は左ローから入るくせがあるので伝えておいてください。」という発言を伝えると
「お~。インローですか?ありがとうございます、と伝えてください(笑)」
と笑いながら飄々としていました。
さらに、「逆に自分の癖で伝えることはありますか?」という問に対しては
「言うことはないです(笑)おもしろいですねえ。」と気に止めていない様子でした。
左の蹴りを警戒
記者から「左のインローから入るというのはすでに頭の中に入っていたんですか?」という問いには
「左の蹴りが得意だなっていうのは過去の試合を見てもそうなので、蹴ってくるんだろうなとは思います。」
と朝倉未来の左の蹴りを意識しているようです。
朝倉未来の発言は気にしてない?
また、試合前の煽り合いの心理戦について聞かれると
「正直に言うと、彼の全ての発言を追っているわけではないので(笑)。やり取りになっていないような気がします(笑)。」
「自分から探して調べることはないですし、自分を乱すことはないですね。」
と朝倉未来の煽りを気にする様子はありませんでした。
朝倉未来と自分を比べて
また、自身のこれまでの戦いと比較し「彼のやってきたことと、自分のやってきたことを比べても全く劣るとは思ってないですね。」
と自分に自信がないわけではないようですが、記者の「自分が明らかに勝っていると自信を持っている点はどこでしょう?」
という問いには
「根性です。」ときっぱりと答えました。
自身でも、格闘技の技術やレベルでは朝倉未来に勝っていないと自己評価をしているようで、素直に答えていました。
斎藤裕のキャラクター
通常であれば、試合前の対戦相手同士は片方が煽れば、それに対して感情的になったり煽り返したりするのが普通ですが、斎藤裕は違うようです。
無視するわけでもなくマイペースに飄々と受け流す様子はこれはこれで面白いキャラクターだと思いました。
これには、煽りは盛り上げるためと言っていた朝倉未来も肩透かしを食らっているのではないでしょうか。
コメント